心身の状態を観察し、病気の早期発見や再発防止の為に、主治医やケアマネージャーと連絡をとり、看護との情報交換も行います。
内服による動作への影響等を主治医に報告し、より効果的な服薬治療を進めていただきます。また、副作用の観察を行います。
動作の観察より分析を行い、リハビリテーション評価に基づき身体状況を把握したうえで下記のリハビリテーションを提供します。
関節を曲げ伸ばしすることで、固くならないようにしていき、動きやすい身体づくりを行っていきます。
痛みのある場所や原因追求を行います。身体的な負担により起こっているのか、筋力低下により引き起こされているのかの判断を行い、適切なアプローチを行います。
筋力の維持や強化を目的に、弱くなった筋肉に対し抵抗や負荷を加えた運動を行います。
それぞれ動作練習を行うことで、寝たきりを予防し、活動性の向上を目指します。
日常の動作を行いやすくするために、座位でのバランスはもちろん、立位では、片脚立ちの練習等、その方に応じた練習を行っていきます。
歩行という一連の動作を細分化し、足の振り出しや接地、股関節や膝関節の連動といった運動指導を行います。また、杖や歩行車など身体の状況や環境に応じた歩行補助具の提案も行います。補助具の使用方法や、歩行時の注意点などのアドバイスも行います。
福祉用具の意義・目的を把握した上での提案を行います。ベッド周囲のものから、車椅子の選定、乗り移りに必要な機器、玄関まわりやトイレ・浴室の手すりやシャワー椅子など、その方の生活に必要な福祉用具の説明や提案を行います。
脳の機能に基づき、注意障害や遂行機能障害などの機能訓練や日常生活を送る上での介助注意点や環境設定について提案します。
軽度のもの忘れから重度認知症の方に対し、前頭葉へ働きかける認知リハビリを行い、認知症の改善や進行予防に努めます。生活内での作業活動の提供も行います。
自主トレーニングの指導をはじめ、生活リハビリとなるような動作の提案や認知面への低下に配慮した作業活動の提供、生活関連動作(調理などの家事)の環境や方法の提案を行います。
転倒しにくい身体づくりはもちろん、転倒予防についての助言や指導に加え、福祉用具の提案、転倒時の介助方法や対応策の提案を行います。
介助者に負担の少ない介護方法の提案や指導を行っていきます。また、介護でお困りの内容があれば、主治医・ケアマネージャー・看護師などと相談し、介護負担を軽減できるよう努めていきます。